2020-05-17

ゆめうつつ

夢を見ているみたい。夢かもしれない。いや、これまでが夢だったのかも。いやいや、これからも夢なのかも。
自分の存在やこの世界(と思っているもの)、地球の上で暮らしていて、その地球は毎日回っていること、宇宙があること、本当だと思っていることは全部、本当は夢なのかもしれない。
なんちゃって。


玉繭が好きです。玉繭のふわふわが好きです。手引きの糸にしたときの、ゆらぎが好きです。このゆらぎとゆらぎがまじわるのがとてもおもしろいので、縦糸にも緯糸にも玉繭の糸を使っています。ねらいどおりのゆらゆらぶりです。ゆらゆらをより楽しむために、なるべく無地にしています。縦と緯の玉繭のゆらゆらと、色と色とのまじわりを存分に楽しめます。ゆらゆらは空気をたくさん含んでくれるので、薄手ですけど意外にほんわかします。

糸染めはAnemoiさんにお願いしています。伝統的な草木染めの技法をベースにした、堅牢度の高い染めを施してくださいます。紫紺・藍・蘇芳・槐など古来よりのベーシックな染料での染めをお願いしています。時間をかけて何度も染め重ねることで出る、透明感のある澄んだ色が特徴です。直射日光や蛍光灯などの強い光に当たるなど使い方や保管の状況で色の変化の出方に多少はあるかと思います。


物も人の意識も時間や空間も、全ての物は変化してゆくものなんでしょうね。

玉小石 奉書紬 Kinuiro

絹は絹色 あなたはあなた色 もっと自由に ありのままに

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