2020-05-30

ぐんぐん育つ

玉小石の養蚕が今年も始まりました。

玉小石のお蚕さんたちは、いつも十分な桑を与えてもらい、日に日に成長しています。私が養蚕をしているわけではないですが、空模様や気温がいつも以上に気になります。

衣服を作ることへの興味から、長い年月がかかりましたが、布を織ること、糸を作ること、お蚕さんを育てること、桑を育てること、大地を維持することへと意識が動いています。暮らすということは、全体とつながっているのだとわかってきました。

単体の「物」でしかなかった様々な「物」は、全てつながっているんだと思うと不思議な感じがします。そして、ありふれた身の回りのものが、なんだか新鮮な感じがします。

玉小石のお蚕さんたちは、これから2週間ほど桑を食べ続け、眠(みん)と脱皮を繰り返しながら、繭作りのできる体に成長します。玉小石の美しい繭は、お蚕さんが蛹になり羽化するまでの間の大切なベッドです。それを人間が糸にしているのです。

布を作るという事から、いろいろと感じることがあります。

玉小石 奉書紬 Kinuiro

絹は絹色 あなたはあなた色 もっと自由に ありのままに

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